児童ポルノの規制

 インターネットで拡散する児童ポルノ犯罪の2009年1~6月の摘発事件数は前年同期より27.3%増の382件、身元が特定できた被害児童数は51.4%増の218人で、いずれも統計を取り始めた平成12年以降最多となったことが6日、警察庁のまとめで分かった。虐待の被害児童数は微減し死亡は62.1%減の11人だった。

女の子?オトナの女性? 日本は児童ポルノ画像の単純所持が規制されておらず、インターネットなどを通じた「供給国」との国際的非難を浴びている。規制強化を軸とした児童買春・ポルノ禁止法の改正論議が起きたものの衆院解散で白紙に戻っており、阻止に決め手がないままだ。

 警察庁によると上半期に児童ポルノ製造・提供で摘発されたのは前年より53.7%多い289人。被害児童数とともに大幅に増えたことについて警察庁は「取り締まり強化で摘発が増えた側面はあるが、氷山の一角だろう」とみている。 一方、児童虐待事件の摘発件数は過去最多だった前年同期より3.1%減の157件で、摘発人数も増減なしの165人と、ともにほぼ横ばいだった。

児童ポルノ規制によって宮沢りえの写真集が・・

 18歳未満の児童を撮影した「児童ポルノ」への規制を強化する児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案が、衆議院解散に伴って廃案となった。個人が興味で持つ「単純所持」規制を盛り込みたい与党と、反発する民主党。国会で激しい議論が展開されたが、政局のあおりを食って「時間切れ」となった格好だ。

国会では超有名女優の「あの写真集」が児童ポルノになる可能性も取りざたされた。「アニメやゲームの規制」など乗り越えるべきテーマは多く、“新政権”の課題のひとつとなりそうだ。

需要はある18歳未満のポルノ

 インターネットオークションで児童ポルノのわいせつなDVDを販売していたとして、警視庁は児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の現行犯で、家電販売会社社員、高木正仁容疑者(43)=大阪府吹田市=を逮捕した。警視庁によると、高木容疑者は「生活が苦しく、生活費を稼ぎたかった」と話しているという。

少年育成課などの調べでは、高木容疑者は6月23日、当時11歳の女児のわいせつな姿を映した画像データを、自宅のDVDレコーダーの中に保存し所持していた。

 同課によると、高木容疑者は生活費を稼ぐため、4月ごろから、児童ポルノ動画をDVDに録画し、販売していた。これまでに1本1000円で10人に販売。高木容疑者はネットオークションサイトに「本物! モ●●●、ぼ●●なし! ●学5●●生本番」と書き込み、買い手を募っていた。「モザイク、ぼかしなし、小学5年生」という意味らしい。

 DVDは平成16年春ごろに撮影されたとみられ、当時小学5年生だった日本人女児が映っていた。高木容疑者は「過去に知人からビデオテープをもらった」と話しているという。
関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

非公開コメント