WHOのウイルスレベル、フェーズって何?

 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜(日本時間30日朝)、緊急記者会見を開き、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大を受けて警戒レベルを「フェーズ4」から世界的大流行(パンデミック)の一歩手前を意味する「フェーズ5」に引き上げると発表した。

 感染が確認されたり疑いがあるのは30日、メキシコや米国をはじめ34か国・地域に広がっており、大流行に向かう流れがいっそう強まったと判断、警戒レベルを上げて各国に対策強化を求めることにした。

ういるすのようなおんな チャン事務局長は「ウイルスは変異を起こしやすく、性質は予測がつかない」と述べ、今後、感染力や毒性が強まる可能性を警告。記者会見に同席したケイジ・フクダ事務局長補代理も、世界的大流行を認定する最高レベルの「フェーズ6」にいつ移行しても不思議でないとの見方を示した。


「フェーズ」は「1~6」まで段階的に分けられています。

・フェーズ1
ヒトにおいては、新たな亜型のインフルエンザウイルスは同定されていない。
動物において、ヒトに感染したことがある亜型のインフルンザウイルスが存在しているかもしれない。
もしも動物にみられたとしても、ヒトへの感染リスクは小さいと考えられる。

・フェーズ2
ヒトにおいては、新たな亜型のインフルエンザウイルスは同定されていない。
しかしながら、動物において循環している亜型が、ヒトの発症に対してかなりのリスクを提起する。

・フェーズ3
新しい亜型によるヒト感染(複数も可)がみられるが、ヒト-ヒト感染による拡大はみられない。
あるいは非常にまれではあるが、密接な接触者への感染に留まる。

・フェーズ4
限られたヒト-ヒト感染が起こり小さなクラスター(単・複)がみられるが、感染拡大は非常に限局されている。
ウイルスがヒトでの感染伝播にあまり良く適応していない事が示唆される。

・フェーズ5
より大きなクラスター(単・複)がみられるが、ヒト-ヒト感染は依然限局しており、ウイルスはヒトでの感染により適合しつつあるが、まだ完全なヒト-ヒト感染伝播能の確立に至ってないと思われる(著しいパンデミックリスク)。

・フェーズ6
パンデミック期:一般ヒト社会の中で、感染伝播が増加、持続している。
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